こころの休憩室(心理コラム)

達成感が感じられない人の特徴

どれだけ頑張っても、何を成し遂げても、「自分なんて大したことない」「まだまだ努力が足りない」そう感じてしまう人がいます。

何をやってもやりがいを感じられない、今やっていることに意味を見い出せない、そう感じる人もいるでしょう。人から「すごいね」と褒められても、そのくらいできて普通だとしか思えず、嬉しいと感じない人もいると思います。誰かが褒められているのを見ても、「その程度で……」と、どこか冷めた目で見ている人もいるでしょう。

実は、そういう方に共通する信念があります。

それは、

「できてはいけない」
「できたと感じてはいけない」

というものです。

子供の時に、褒められることよりも、叱られることが多いと、この信念を持つようになることが多いです。

極端な例ですが、テストで98点を取っても、お父さんやお母さんから、「あと2点か、惜しかったな」「なんで、ここを間違えたの?」と言われたりしたら、喜んでもらいたかった子供としてはとても傷つくし、98点を取った嬉しさはどこかへ消えてしまいます。

そして、無力感、失敗感を強く感じて、自分はまだまだ努力が足りないんだ、もっともっと頑張らなければいけないんだ、と何かに急き立てられるような感覚を抱くようになります。

あまり要領のよくない子供で、叱られることが多い場合は、自分は何一つ満足にできないダメな人間だ、と思うようになることもあります。

どちらの場合も、親ができない部分に意識を向けたため、子供もできない部分に意識を向ける癖がつき、自分のやっていることに自信が持てない、何をやっても達成感を感じにくい、というようになるわけです。

また、がっかりされることが多かったため、自分は親を喜ばせることができない、だから、人も喜ばせることができない、と人を喜ばせることに対して、とても消極的になる場合もあります。

実を言うと、私自身も同じ信念を持っています。
だから、そういう人の気持ちがとてもよく分かります。

「できてはいけない」
「できたと感じてはいけない」

という信念を手放すには、自分で自分のやったことを正しく評価することが必要です。親からもらった物差しを手放し、自分で自分を正当に評価する癖をつけていくこと。これが、この信念を変える方法です。

このタイプの人が、自分で自分を認めることはとても難しいので、人に認めてもらうことも大きな助けになるでしょう。要するに、褒めてもらえばいいわけですね。

親しい人に、「自分のいいところはどこ?」と尋ねてみると、意外なところが評価されていることに驚くかもしれません。伝えてくれた相手にも、相手のいいと思うところを、お礼に伝えてあげるといいですね。

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