こころの休憩室(心理コラム)

性格は変えられるのか?

自分の性格を変えたい!

自分の性格を直したい!

そう思う方はいるでしょうか。

個人的には、
「性格を変える」という考え方は、
自分を否定している感じがして
あまり好きではありません。

ですが、
いわゆる性格と呼ばれるものは
実は後天的に作られたものが
たくさんあります。

例えば、

・怒りっぽい
・慎重すぎる
・完璧主義
・人見知り
・ネガティブ
・怠けもの
・人に冷たい
・わがまま

といった性格の中には、
ビリーフ(思い込み)が
原因になっているものもあります。

ビリーフとは、
過去のトラウマから作られた
自分を守るための砦です。

例えば、
親から失敗するたびに
怒られていた人は、

「失敗すると怒られる」

「失敗してはいけない」

「無謀なことはしてはいけない」

「完璧にやらなくてはいけない」

というように、
自分が傷つかないような
ビリーフを作ります。

自分は石橋を叩き壊すような
慎重な性格だと思っていたものが
実はビリーフの影響だった
ということはあるかもしれません。

ビリーフは後天的に作られたものだから
変えることもできます。

実際、ビリーフを変えたことで

怒りっぽかった人が
穏やかになったり、

頑固だった人が
柔軟になったり、

人見知りだった人が
交流を楽しめるようになったりなど

そういう変化が起こります。

「人は死ぬ3日前まで変わることができる」

アドラーがそう言っているように、
生涯成長できるのが人間です。

もう歳だから、
もう手遅れだからと
諦めるのはもったいないです。

自分はこういう性格だからと
諦めずに変化することを
楽しんでいけるといいですね。

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