孤独は自分の心が生み出している
孤独って嫌ですよね。一人でもぜんぜん寂しくない、という方もいますが、ほとんどの人は、ひとりぼっちは寂しく感じると思います。
スピリチュアルの考えでは、世界で起きていることは、全て自分自身の心の反映だと言われます。
つまり、孤独も自分自身の心が生み出していると言えるわけですよね。
じゃあ、自分のどんな心が孤独を生み出しているのか?
答えから言うと、自分と繋がれていないことが孤独感の原因なんです。
一人ぼっちのときもそうですが、人と繋がれていないときも、孤独を感じますよね。集団の中にいても、自分だけがポツンと取り残されたときって、寂しさを感じます。パートナーや友達といても、つながりが薄くて、孤独を感じている人もいます。どれだけ周りに人がいても、人と繋がれていないと孤独なんですね。
そして、人と繋がれていないときって、実は、自分自身とも繋がっていません。
「自分自身と繋がる」とは、簡単に言うと、心を大切にするということです。
自分が何を感じ、何を求めているのかを理解する。
自分は何が好きなのか。
何が嫌いなのか。
何がしたいのか。
何がしたくないのか。
そして、必要なら、そのためにアクションを起こす。
そんな自分の本音を大切にすることが、自分と繋がるということなんです。
ずれたコミュニケーションが孤独を生む
自分と繋がっていないと、人とのコミュニケーションがうまくいきません。例えば、相手に好かれるために、自分を偽っているときは自分と繋がれていません。
本当は牛丼が嫌いなのに、牛丼好きの彼に嫌われたくなくて、「私も牛丼大好き!」なんて、牛丼好きなふりをしていたら、それは自分と繋がれていません。自分と繋がれていないと、悲しみや怒りといった苦しみの感情を生み出します。すると、自分の苦しみの原因を人に求めたくなります。
「あんたどんだけ牛丼が好きなんだよ!」と相手を責めたくなります。そうやって、まるで人のせいで自分が苦しんでいるような錯覚をしてしまうわけです。
この悲劇の本当の原因は、自分の本音を伝えていないことで、ずれたコミュニケーションになっていることなんです。
コミュ障でも問題ない
私は、人にコミュニケーションを教える立場ですが、私自身は、あまりコミュニケーションが得意ではありません。内向的で人見知りですし、心を許せる友達も少ないです。
それでも、人と繋がりたいときは、自然に繋がることができます。
なぜなら、自分自身と繋がれるからです。
自分が好きなことをしていると、自然に人との接点ができていきます。例えば「この間読んだこの本、面白かったよ」と自分と似たような趣向の人にシェアすると、「そうそう!それ面白いよね!」と気持ちが伝わります。自分の好きなことをやっていくと、自然に人とのご縁ができていくんですね。
外交的な方が、多くの人と繋がれるかもしれませんが、別に内向的でも、人見知りでも、全く問題はありません。自分自身と繋がることができれば、孤独とは無縁になります。
自分が好きなこと、ワクワクすることをやる。ちょっと怖くても、ワクワクするなら冒険してみる。
それが孤独感を癒やす、最も簡単でシンプルな魔法です。