「人は何かの犠牲なしに
何も得ることはできない。
何かを得るためには
同等の代価が必要になる。
それが錬金術における
等価交換の原則だ」
人気マンガ、アニメ
「鋼の錬金術師」の有名なセリフです。
この世界にはある法則があります。
「与えたものが与えられる」
自分が与えたエネルギーと
受け取るエネルギーは同じ。
それがこの世界に存在する
絶対法則です。
たとえば、文句ばかり言っている人は
文句を言いたくなる状況を受け取ります。
いつも感謝している人は、
感謝したくなる状況を受け取ります。
自分がどんなエネルギーを与えるかで
受け取るエネルギーの質が決まる。
とてもシンプルで公平な法則です。
叶えたいことがあるなら、
それと同等のエネルギーを
与える必要があります。
たとえばお金を得たいなら、
同等のエネルギーを
先に与える必要があります。
それは
自分の時間だったり、
経験だったり、
知恵だったり、
労力だったり、
お金だったり、
愛だったりするわけです。
ドモホルンリンクルが
試供品を配るのと同じです。
対価を与えることで
それに見合った
お金が入ってくるわけです。
お金以外も原理はすべて同じです。
「そんなの当たり前じゃん」
そう思われるかもしれませんが、
この真意を理解する人は
意外と少ないです。
私たちは普段、
自分がどんなエネルギーを
発しているかをあまり意識していません。
後々、自分が何を受け取るかを
まったく意識せずに悪口や不満など
ネガティブなエネルギーを
吐き出しています。
口に出さなくても
心のなかで思っていれば同じです。
かと言って、
不満があるのに我慢をしたり、
不満がないふりはしないでください。
不満は意志の力で
抑え込める性質のものでは
ないからです。
不満は抑え込むと
心のなかでかえって増幅します。
なので一度、不満を洗いざらい
紙に書き出してみてください。
課長のクソヤロー!
義母のバカヤロー!
店長のバカヤロー!
夫の✕✕✕ヤロー!
そうやって不満を洗いざらい
書き出してみてください。
紙に書き出すことで
冷静さを取り戻せます。
そして、不満の大元には
どんな思考があるのかを
考えてみてください。
おそらく不満の大元に
自己中心的な思考が
あるはずです。
ある女性は母親のことを
毒親と思い込み、
ずっと憎んでいました。
私は愛されなかった!
大切にされなかった!
そう思い込んでいましたが、
実はそんなことはなかったのです。
不満の影に隠れて見えなかった
たくさんしてもらったことを
思い出したとき、
涙が溢れて止まらなかったと言います。
本当は愛されていたんだ、
大切にしてもらえていたんだと気づき
思考が変わりました。
それまではどこかで
自分は子供なんだから
大切にされて当然だと思っていました。
しかし、それは
決して当たり前なことではないのだと
気付いたのです。
子どもの世話を焼くことは
とても大変です。
親は自分が具合が悪くても
家事をしなくてはいけないし
家族の世話をやめるわけにはいきません。
親は自分のお金、労力、時間、
愛のエネルギーの大半を
子供に与えています。
3歳くらいまでは
親は自分の時間なんて
ろくに取ることができません。
それでも子供のために
与えて与えて与え続けるのです。
そのことに気づいたとき、
どれだけ自分が迷惑をかけていたか、
どれだけ自分がわがままだったかが
わかりました。
そこから彼女の意識が変わりました。
してもらって当たり前という
意識がなくなったことで、
不満を感じることがなくなり、
逆に感謝することが増えたのです。
その結果、どん底のような人生に
光が差し込み、人やお金に
恵まれるようになりました。
彼女が出すエネルギーの質が変わったことで
受け取るエネルギーが変わったのです。
この世界は公平です。
与えたものが与えられるという
等価交換の法則に例外はありません。
自分の出すエネルギーを変えれば
人生は変わります。
今日も応援していますね。