こころの休憩室(心理コラム)

頑張りすぎ

頑張りすぎちゃうあなたへ

「頑張らなくていい」

「嫌なことはやめてもいいんだよ」

ここ10数年くらいの間に
そんな言葉を目にするように
なりました。

ただ、この言葉が一人歩きして

頑張らない=何もしない

と勘違いしている人も
いるような気がします。

かくいう私も

頑張らなくていいんだ!
もう嫌なことは一切しないぞ!

そう決め込んでいた
時期があります。

でも、現実には、
状況が良くなるどころか
どんどん酷い状況に
追い込まれていきました。

当時の私は
「頑張らない」の意味を
全く理解できていなかったのです。

頑張らないというのは

何もしなくていいという
意味ではありません。

「無理をしない」

ということです。

つい頑張ってしまう人は

頑張る=無理をする

そうどこかで思っています。

自分ができることを
とことんやらないと
うまくいかないのではないかという
恐れをどこかで抱いているんです。

だから何をするにも
力加減がわからず
力みすぎてしまいます。

それはとても疲れるので
いつか電池切れになって
燃え尽きることになります。

実際、うちにも限界を超えて
燃え尽きてしまった人たちが
たくさんやってきます。

どうして無理をしてしまうのか?

なぜ限界を超えてまで
頑張ってしまうのか?

それは、心のどこかで

「自分は不完全だ」と

思っているからです。

自分の不完全さを補うためには
普通のやり方ではぬるすぎる。

精一杯死ぬ気で頑張って
不完全さを補わなくてはならない。

そう思っているから
無理を自分に強いてしまいます。

体力と未来への期待がある若いうちは
それでもなんとかなります。

ただ、年をとると
体力が落ち、希望も打ち砕かれて
以前ほど無理がきかなくなってきます。

そこで初めて自分の生き方に
どうやら無理があったことに
うっすら気づき始めます。

そんなうっすら
気づき始めたタイミングで

「もう頑張らなくていいよ」

なんて囁かれたら、
救世主が現れたように錯覚して

「わかった!もう嫌なことはしない!」

と思ってしまっても
無理はありません。

もし状況が許すなら
嫌なことから距離を置いても
全然いいと思います。

ただ、そのまま放っておけば
時間が解決してくれる

……というわけではありません。

心と体は回復しますが、
生き方そのものは
何も変わっていないからです。

ここで重要なことは、
心と体をゆっくり休めつつ

「自分の価値を再認識する」

という作業に取り組むことです。

「精一杯やらないと自分には価値がない」

これまでそう信じてきた思い込みを

「今の自分にも十分に価値がある」

そう変えていくことが必要です。

心からそう思えるようになると
自然に無理をしなくなります。

無理をしないというのは、
別に手を抜くとか、
何もしないということではありません。

自然体でいて、
好きなこと、興味が湧くことには
全力で取り組んだっていいのです。

無理をしなくなると
肩の力が抜けて
力の入れ方が自然になります。

私のセッションでは、

「今の自分にも十分に価値がある」

ということを本人が信じられるように
サポートをしています。

なのでセッションが進むと
みなさん口を揃えて

「すごく楽になった!」

「心と体が軽くなった!」

とおっしゃいます。

頑張っている人、
無理をしている人ほど
自分が無理をしているという
自覚がありません。

むしろ

「今の自分ではダメだ!
もっともっと努力しなきゃ!」

と思っています。

まずは思い込みを変えること。

簡単ではないかもしれませんが
ここから取り組めば、
残りの人生を楽しく生きていけます。

これから先は
肩の力を抜いて
楽しくいきませんか?

関連記事

PAGE TOP