自分が嫌い。

自分のことがどうしても
好きになれない。

そう思うことってありますか？

私の20代は対人恐怖症で
ダースベイダーか
ゾーマかというくらいに闇堕ちし
暗黒期真っ盛りな青春時代でした。

※ダースベイダー：スターウォーズの悪役
※ゾーマ：ドラクエの悪の権化

自分の姿を鏡で見るのも嫌なくらい
自分が大大大嫌いだったんです。

そんな私でしたが、
今では自分のことを受け入れて
好きになることができました。

これから少しづつ、
そんなダメダメだった私が、
どうやって自分を好きになっていったのかを
お話ししていきますね。

自分を嫌いになる理由。

それは、自分の本音で生きていないからです。

自分に自信がないと、
仮面や鎧で武装したくなります。

でも、そんな偽りの自分では
人とも心で繋がれないし、
ずっと孤独なままです。

いつか、自分の化けの皮が剥がれて
幻滅されてしまうかもしれない！

こんなダメな奴だったんだと
がっかりされるかもしれない！

それが怖くてさらに分厚い仮面と鎧で
自分をコーティングしてしまう。

私の20代はまさにそんな感じでした。

とにかく自分に自信がなく、
それがバレたくなくて
強がってイキってしまう。

そんな、いたーーーーい奴でした。

でも、そんなことをしていると
誰とも仲良くなれるはずもなく、

いいもん！俺は平気だから！

と強がりながらも、
心の中は寂しさでいっぱいでした。

そんな痛い奴でしたが
我慢の限界を超えたある日
私はこう思いました。

このままでは、
一生結婚もできないし、
友達だってできないに違いない！！！！

一生孤独なまま生きていくのは
嫌だーーーーー！！！！！！

うわーーーーーーー！！！！！
嫌すぎるーーーーー！！！！！

これではダメだと一念発起し、
頑張って人と向き合って、
話をするようにしました。

でもそんなに簡単に
対人恐怖症は治りません。

相変わらず、
顔は赤くなるしひきつるし、
手足はブルブル震えるし、
声は上ずるし……

そんな自分を見られるのが恥ずかしくて
情けなくて仕方がなかったです。

もう自分はこのまま一生
変われないままなのか？

ずっと自分を嫌いながら、
孤独に生きていくのか？

変わりたくて、
でも変われなくて、

そんな泥沼をもがきにもがいていたある日、
事件が起きました。

街中を歩いていると背後から
私を呼び止める声が聞こえたのです。

「私たちとお茶してください！」

振り返ると若い女性が二人
こちらを見てにっこり微笑んでいました。

「ふあっ？？……えっ？？？」

まさかこの出会いが
自分の運命を変えるなど
知る由もありませんでした。

（続く）