こころの休憩室(心理コラム)

面倒なことが幸せをもたらす理由

心理セラピストの
竹内ともひろです。

 

ついつい面倒なことを
後回しにしてしまう。

 

めんどくさいことは
どんどん手を抜いていく。

 

そんなときってありますよね。

 

実は、面倒なことを
後回しにしたり、
手を抜く癖をつけると、
逆に面倒なことが
際限なく増えるんです。

 

なぜかというと、
面倒なことを避けると、
前頭葉の働きがどんどん
鈍くなっていくからなんですね。

 

前頭葉は脳の中で、
理性を司る部位ですが、
ここが機能しなくなると、
どんどんわがままに、
怠惰になっていくんです。

 

例えば、部屋が散らかるのは、
片付けるのが面倒だから
散らかっていくわけです。

 

そのとき、脳の中では、
散らかっている状態を
異常とは捉えていません。

 

つまり、散らかっている状態に
無反応になっているんです。

 

他のことでも同じで、
面倒なことを避けていると
どんどん前頭葉が働かなくなり、
変化に反応しない
無関心な状態になっていきます。

 

私たちの生きる原動力は好奇心です。

 

何かいつもとは違う
変化が起きている状態に対して

何が起きているんだろう?

なんでそうなるんだろう?

そう思うところから、
興味が湧いてきて行動が起きる。

 

好奇心がなくなるということは
何に対しても興味が湧かない状態で
もうそれは、生きていないのと
同じなんですね。

 

必要なことは面倒でもやる。

 

思いついたらなるべくすぐにやる。

 

そういう癖をつけていくと
面倒と感じることが
どんどん減っていきます。

 

最初は、100%面倒だと
感じていたものが
90%とか80%とか
行動を起こしていくたびに
面倒と感じる度合いが、
どんどん減っていくんです。

 

これは、前頭葉が鍛えられて
面倒と思っていた行動に対して
新たな意味付けが成されるからです。

 

これを先にやっておけば、
後の作業が楽になるから
やっておいたほうがいい。

 

これをしておくことで、
今よりもっと幸せになるから
やっておこう。

 

最初は自分を納得させるために
理屈でそう考えていたことも、
感情でも快感を覚えるように
変わっていくんですね。

 

朝、歯磨きするのが
気持ちがいいのと同じで、
面倒な気持ちを乗り越えて
習慣になると
快感に変わるんです。

 

面倒と感じることが少ないほど
望ましい行動が増えるので
もちろん人生全般が
うまくいきやすいです。

 

前頭葉を鍛えるためにも
面倒なことに取り組むくせを
つけていきましょう。

 

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■編集後記

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この土日、Amazon Primeで
「輪るピングドラム」という
アニメを一気に見ました。

 

おもしろかったけど、
24話(約9時間)は
さすがに疲れました(笑)

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