こころの休憩室(心理コラム)

セルフイメージは上げてはいけない

セルフイメージは上げてはいけない

こんにちは、心理カウンセラーの竹内こと、スナフキンです。

前回、セルフイメージについて少しお伝えしましたが、今回もまた、セルフイメージについて、別な角度からお話ししたいと思います。

→前回の話「セルフイメージは変えられる」

セルフイメージは、よく「高い」とか、「低い」などと、表現されることがあります。

「セルフイメージ」と検索すると、たくさんの情報が出てきます。「セルフイメージが低いと、こんなデメリットがある」「セルフイメージを上げればこんなメリットがある」「だから、セルフイメージをこうやって上げていきましょう」そういった話がたくさん出てきます。

実は、セルフイメージって、上げようとしてはいけないんです。なぜなら、セルフイメージを上げようとするほど、セルフイメージが、かえって下がるからです。

セルフイメージを下げると上がる!?

心理学では、努力逆転の法則と呼ぶのですが、「~~であってはいけない。だから、○○にならないといけない」と努力するほど、望まない状態が強化されるんです。

つまり、「低いセルフイメージじゃダメ!もっと、セルフイメージを上げなきゃ!」そう努力すればするほど、かえってセルフイメージが下がるんですね。

じゃあ、どうすりゃいいんだよというと、答えは簡単で、セルフイメージを下げればいいんです。

え?下げるの!?それじゃ反対でしょ!?

そう思うかもしれませんが、言い間違いではありません。

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セルフイメージを上げたいなら、

セルフイメージを下げればいいんです。

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具体的には、

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「自分はすごくなきゃいけない」

「自分は優秀であるべきだ」

という理想を下げ、適性な自己像に修正する

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ということなんです。

セルフイメージを上げようとする人は、往々にして、高すぎる理想と、現実とのギャップに苦しんでいます。元々は、子供時代に、親が自分に対して持っていた、こうあって欲しいという期待や願望から高すぎる理想は生まれています。

親からの期待が、子供の潜在意識に刷り込まれた結果、「自分は優秀であるべき」「自分はすごくなければいけない」といった歪んだ自己像が作り出されます。

理想を追い求めるのは、素晴らしいことです。しかし、それが本心からの行動でなくては、心は満たされません。どんなに理想を追い求めても、心は虚しいだけ。いつまでも、自分に自信が持てないままです。

親の期待を手放すと、ありのままの自分でいいんだ、という感覚が湧いてきます。すると、セルフイメージを無理やり上げようとしなくても、勝手にセルフイメージは上がります。

ありのままの自分でいい、今の自分でも十分だと、自分を許すことは、一見、セルフイメージを下げていることのように思えるかもしれません。

しかし、そもそもセルフイメージは、高いからいい、低いからダメという次元で語られる話ではありません。全ての人は、宇宙が生み出した偉大な創造物であり、存在価値が高いとか低いという比較はそもそも意味もありません。

もし、理想と現実のギャップに苦しんでいるなら「すごくなくてもいい」「すごくない自分も素晴らしい」とつぶやいてみてください。少し、気持ちが楽になるかもしれません。

来月、3月11日に、セルフイメージについてのレクチャーをします。ここではボリュームがありすぎて、伝えきれないので、直接お話しします。また、セルフイメージが変わるワークもやります。

興味のある方はどうぞご参加ください。

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★スピリチュアル心理学入門講座

「セルフイメージを変えて現実を変える」

・3月11日(日)13時~15時

・参加費 3000円

・場所 ひだまりの樹(長野県諏訪郡原村)

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お申込みは、

【お名前】【電話番号】を明記し

info@hidamarinoki.com

に送信してください。

参加をお待ちしています(^^)

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