こころの休憩室(心理コラム)

なぜ秘伝のタレは腐らないのか

こんにちは、心理セラピストの竹内智宏です。

東日本を中心に、各地で台風の甚大な被害が出ていますね。被災で亡くなられた方には、ご冥福をお祈りするとともに、被災地が一刻も早く復旧し、安心できる日常を取り戻されることをお祈りしています。

連日のニュースを見ていると、被害の大きさに心苦しくなります。

ただ、私たちができることは、自分ができることを精一杯やって気持ちを前に向けていくこと。

ということで、今週のメルマガを始めたいと思います!

=================
★目次

・【コラム】なぜ秘伝のタレは腐らないのか
・スナフキンのおすすめ図書館
・編集後記
=================

なぜ秘伝のタレは腐らないのか

「創業50年、同じタレをずっと継ぎ足して使っています」

鰻屋や焼き鳥屋などで「秘伝の継ぎ足しタレ」ってよく聞きますよね。

でも、不思議に思いません?
何十年も継ぎ足してて腐らないの?って。

この間、テレビで見たのですが、実は、継ぎ足しのタレって、2ヶ月ほどで完全に新しいタレに入れ替わるそうです。

実験では、お店と同じ量の赤い色水を準備し、そこに青い色水を少しづつ継ぎ足していき、継ぎ足した分だけ捨てるということを繰り返しました。すると、50回ほどで赤い色水の容器は、完全に青い色水へと変わりました。

50年継ぎ足そうが、100年継ぎ足そうが、2ヶ月弱で完全に新しいタレに入れ替わっていたから腐らないというわけです。

心の水を入れ替える

私たちの心も、実は同じような仕組みで生まれ変わります。例えば、心の中がどす黒い泥水のようになっていたとしても、綺麗な水をどんどん入れていけば、やがて綺麗な水に入れ替わります。

つまり、ネガティブな意識は、ポジティブな意識によって生まれ変わるということです。

例えば、アファメーションという建設的な言葉を使い続けることで、意識を変える方法があります。人間の思考は言葉を使うので、使う言葉を変えれば思考が変わり、意識も変わるという仕組みです。

人間の体は11ヶ月で入れ替わる

この現象は、心だけでなく、体についても同じことが言えます。

人間の体は、11ヶ月で完全に新しい細胞に入れ替わると言われています。

つまり、病気というのは、そういう観点からいったら11ヶ月で完全に治ってしまうはずで、とてもおかしな現象なわけです。

じゃあ、病気を病気たらしめるのは一体なんなのか、というと、それは、”人の意識”なんです。新しく生まれ変わった細胞を、新たに病気にしているのは、本人の意識ということになります。

「病は気から」というのは、決して迷信ではなく、病気を生み出す意識を持った結果、病気になったということです。

意識を簡単に変えるスイッチ

心も体も、自分がどんな言葉を使うかに影響を受けます。

私たちは、自分の使う言葉に無頓着です。親が使っていた言葉をそのまま使い、身近な人が使う言葉を、そのまま使っています。どんな言葉が、どんな影響を与えるかについて、全く意識していません。

逆に言えば、使う言葉を意識して変えていけば、人生だって変えられます。

ここで、試しに簡単なワークをやってみましょう。

自分がうまくいっているときを、思い出してみてください。
よく思い出せないという場合は、うまくいっている自分を想像してみましょう。

・実際にどんなことをしましたか?

・その時の姿勢やしぐさはどうですか?

・どんな言葉を使っていましたか?心の中で使う言葉も含めてどうですか?

では、逆にうまくいっていないときも、思い出してみてください。

・実際にどんなことをしましたか?

・その時の姿勢やしぐさはどうですか?

・どんな言葉を使っていましたか?心の中で使う言葉も含めてどうですか?

おそらく、全く行動も違えば、姿勢も言葉遣いも違うと思います。
”たまたま”うまくいく行動や姿勢や言葉を使っていたから、うまくいっていたわけです。

これを、”たまたま”ではなく、意図して使うとどうなるでしょう。

答えは、もうお分かりですよね。

意識を変えるポイントは、

・行動
・姿勢、態度
・言葉

を変えることにあります。

その中でも、最も簡単なのが、使う言葉を変えることです。

順調♪

やった~♪

ラッキー♪

ついてる♪

いい感じ♪

幸せだなあ♪

自分がうまくいっているときの言葉を口癖にしましょう。
それだけで、意識は簡単に変わりますよ。

===============
スナフキンのおすすめ図書館
===============

このコーナーでは不定期で、私のとっておきの一冊をご紹介します。

*************
★マーフィー100の成功法則
大島淳一 著

https://amzn.to/2nOqYk2
*************

私が初めて、マーフィーの本を読んだのは20代の頃でしたが、未だマーフィーを超える成功法則に出会っていません。

そのくらい「普遍の法則」が記されているという証です。

引き寄せの法則など、そういう類の本も山ほど読み漁りましたが、はっきり言って、マーフィー以上に簡潔で分かりやすく、かつ実用的なものはなかったです。

この本の著者、大島淳一さんは、本名を渡部昇一さんといい、本業は英語学者でしたが、複数のマーフィーの本を翻訳し、専門の英語学や啓発書などの自著も数え切れないほどたくさんある方です。

そんな渡辺さんが、ペンネームを使ってでも、マーフィーを日本に紹介したのは、それだけ”すごいもの”だったからに違いありません。

実際、渡辺さんは、マーフィーの法則を使って、本業の成功はもちろんのこと、若いときから自由に海外に行くほど(昔は海外旅行はとても高価でした)自由で裕福な暮らしをしていたようです。

このマーフィー100の成功法則では、健康、仕事、お金、結婚など、広範なテーマを扱います。

法則自体はとてもシンプルですが、事例が豊富なので、実際にこうやって使うんだ、というのがわかりやすく、すぐに使いこなせます。

マーフィーを読んだことがない人も、読んだことがある方も、ぜひ読んでみてください。

*************
★マーフィー100の成功法則
大島淳一 著

https://amzn.to/2nOqYk2
*************

■編集後記

台風が接近した日は、携帯に警戒レベル5(緊急避難)のアラートが鳴りとても怖かったです。一瞬、避難をするか迷いましたが家に居たほうが安全だと判断し、台風が過ぎ去るのを待ちました。

幸い、何事もありませんでしたが。

与えられた命をどう使うのか、深く考えるきっかけになったかもしれません。

関連記事

PAGE TOP