こころの休憩室(心理コラム)

どんな自分も愛すると決める

今日、割った薪を薪棚に並べていました。

さあ、全部終わったぞと思った直後、
ガラガラと音を立てて崩れました。

土台がぐらぐらしていて、
崩れないかなと思っていたら
予感が的中。

せっかく積み上げた苦労が水の泡。

ゼロからまたやり直しです(;;)

これ、自己肯定感と同じだ!
と思いました。

自分は自分でいい。

ありのままで価値がある。

自分が大好き。

そんなふうに
自分を愛する感覚を
自己肯定感と呼びます。

自己肯定感は心の土台、
人生の土台です。

幸せは自己肯定感の高さで決まります。

自分のことを嫌いでも、
社会的な成功はできます。

お金持ちにもなれるし、
社会からも認められる自分になれるし、
人が羨むような結婚もできます。

でも、幸せにはなりません。

なぜなら、心の状態が
とても不安定だからです。

自分の価値を外側にあるもので
決めている人は、
自分がよりももっといいものや
より多くを持っている人と比べて
劣等感を抱きます。

だから、常に人と競争をしていて
心が休まる暇がありません。

人も羨む大成功者が、
どこか冷たかったり、
心に余裕がなかったりするのは
そのためです。

以前、テレビである大会社のトップが
一人、タワーマンションから
外の景色を眺めている姿を見て、
寂しそうだなあと感じたことがあります。

お金持ちにはなった。
なんでも手に入るようになった。

けれど、心は満たされない……

そういう人はたくさんいます。

それに、外側の持ち物で
自分の価値を決めている人は、
その持ち物を失ったときに
自分の価値がゼロになります。

失業や廃業を機に
鬱になったり、命を絶ったりするのは
自分の価値を外に置いていたからです。

一方で、自己肯定感が高い人、
自分が大好きな人は、
地位や名誉やお金がなくても幸せです。

人から愛されているので、
困ったときは誰かが助けてくれる、
そんな安心感もあります。

自己肯定感が高い人が成功すると
幸せはさらに大きくなります。

自分が幸せなのはもちろん、
たくさんの人も幸せにしているので、
幸せがどんどん大きくなります。

たとえ何かを失ったとしても、
自分の価値は変わりません。

落ち込むどころかむしろ、

やった自由だ!
この機会にゆっくり休んで
南の島でバカンスでもしよう!

とか、

また新しいことに挑戦できるぞ!
今度は何をやろうかな♪

と前向きな気持ちが湧いてきます。

自己肯定感を高めるには
「どんな自分も愛する」と
決めることです。

無二の親友のように、
ダメな自分も、情けない自分も、
全て許し、受け入れて
愛すると決めることです。

自分を愛する技術はいろいろありますが
「どんな自分も愛する」という
覚悟から全てが始まります。

逆に言えば、覚悟なくして
「どんな自分も愛する」ということは
できるようにはなりません。

なぜなら、それは
テクニックの問題ではなく
「心のあり方」だからです。

幸せになりたいなら、

「どんな自分も見捨てない」
「どんな自分も大好きになる」

と決めましょう。

決めれば、必ずそうなります。

一緒に頑張っていきましょう。

応援しています!

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