こころの休憩室(心理コラム)

惰性で生きるか。意図して生きるか

私たちは、この場所で
この瞬間を体験するために
生きています。

それ以外のことは、
本当はどうでもいいんです。

昨日のあれは失敗だったとか、
明日のあれをどうしようかとか、

過去を憂いたり、
未来を恐れたりするのは
人生の本質ではありません。

望まない現実を体験するのは
必要以上に怖れで生きているからです。

あの人に嫌なことを言われた。
あいつのことが気に入らない。

その気持ちもわかりますが、
それを考え続けても
嫌な気分を引きずるだけです。

明日の会議が憂鬱だ。
将来を考えると不安で仕方ない。

その気持ちもわかりますが、
それを考えたら
ご飯が美味しくなるわけでもありません。

見たくもないドラマを
延々と見続けたいのか。

それとも今すぐ
チャンネルを切り替えるのか。

それを選ぶのは
他でもない自分です。

誰かのせいで気分が悪い。
何かのせいで気分が悪い。

それは、チャンネルの選択権を
放棄していることに他なりません。

自分は何を望み、
どうありたいのか。

そこに忠実であればあるほど、
今ここに戻ってくることができます。

しかし、感情に踊らされて
惰性で生きていると
怖れが作り出した幻想の中に
翻弄され続けることになります。

何をどうしたいのか。

どんな気分を望んでいるのか。

それを強く意図し、行動に移す。

そうすれば
いつでも、今ここに意識が戻ります。

幸せになりたいなら、
今すぐ幸せを感じられることを
すればいいし、

今すぐが無理なら、
いつそれをするか
決めるだけでも気分は変わります。

例えば、
週末に旅行の予定が入っていれば
毎日ウキウキして過ごせます。

とりあえず、この仕事が終わったら
1時間昼寝すると決めるだけで
気分が変わります。

私が気分が落ちたときは
お笑い番組を見て笑います。

笑っているうちに、
気になっていたことも
まあ、いいかと
気持ちが切り替わります。

むしゃくしゃしたら
ドライブするとすっきりする
という人もいますし、
スポーツで汗を流すとスッキリする
という人もいます。

自分の気分は自分の行動次第で
いくらでも変えられます。

惰性で生きるか。

意図して生きるか。

選ぶのは自分です。

あなたはどうしたいですか。

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