こころの休憩室(心理コラム)

ビリからトップへ  勇気づけの子育て

他の教科はできるのに、
国語の成績だけは
いつもビリという男の子がいました。

アドラー心理学を知っていた
お母さんは、

「もっと国語頑張らないと!」

とは言いません。

できていないところには注目せず、
できている部分にだけ
注目したんですね。

例えば、得意な算数や
社会について話を聞いたり、

苦手な国語についても
正解したところを見て

「ここできてるじゃん!」

とできているところだけに
関心を向け続けました。

すると、子供の方から
苦手な国語について

「穴埋め問題がわかんない」

と言うので、

「じゃあどうしたらいいと思う?」

と子供が関心を向けたところに
関心を向けていったんです。

すると国語の成績が、
わずか3ヶ月で
ビリからトップになった

という話があります。

出来すぎだと
思われるかもしれませんが、
全部本当の話です。

この世界には、

【注目した部分が増える】

という法則があります。

できていない部分に注目すれば、
できていない部分が増える。

できている部分に注目すれば、
できている部分が増える。

シンプルですが、
それが真実です。

子供にダメ出しをすると、
一時的な効果があったとしても
長い目で見るとデメリットの方が
大きいです。

それは、
子育てだけの話ではありません。

自分のできていないところに
目を向け続けるのか、

それとも
できているところに目を向けるかで
人生は全く変わってきます。

ちゃんと見ていないだけで、
本当はこれもできているし、
あれもできています。

「この程度のこと、できて当然だ」

とは思わないでください。

ここはできている。
うん、できてるできてる。

そういう感じで、
できているところを
感心してください。

意識していないだけで
できていることはたくさんあります。

できているところに注目すると
やる気が湧いてきます。

そのやる気が人生のあらゆる部分に
影響を与えます。

今の自分ができているところはどこですか?

そこを認めてあげてくださいね。

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