こころの休憩室(心理コラム)

今を大切にすれば全てはうまくいく

もう夫婦生活をやめたい

「ウチ、断捨離しました!」という、BS朝日でやっているテレビ番組があります。片付けができずに、人生が行き詰まってしまった人を断捨離で解決しようという番組です。

今週は、”物に囲まれているのが幸せでつい物が増えすぎてしまう”という主婦からの相談でした。

子供たちに読み聞かせをしてあげたいからと絵本を大量に買い込み、子供たちの思い出が詰まっているからと、もう小さくなった子供服や子供が描いた落書きなどをしまい込んでいました。

彼女の表情からは全く危機感が感じられず、ナレーターにも、「ファンタジー妻」と呼ばれてしまう始末です。とは言え、本人は幸せでも、旦那さんは辟易していて「もう夫婦生活をやめたい」と言っているほど事態は深刻です。

怒りと罪悪感

番組を見ながら、なぜこの人はこんなにも物に執着をするんだろう?と思っていましたが、その理由がわかりました。

彼女は、「怒りと罪悪感」を物を溜め込むことで解消しようとしていたんです。

彼女は、4人の子供にご主人の母親と祖母の世話、そして家事にと忙しさに追われていました。(こんなに頑張っている私が、どうして片付けができないくらいで責められなくちゃいけないの!?)そんな怒りを、直接ぶつけられないから、物でご主人の部屋を占領するという態度で表現していたのです。

そして、いつか子供たちに読み聞かせしてあげたい、いつか好きな絵を描いてみたいという気持ちがあっても、実際にはできておらず、後ろめたさを感じていたのでしょう。子供たちの思い出の品や絵本をたくさん持つことで満たされた気持ちになり、罪悪感を忘れられたのだと思います。

これはあくまで私の想像なので間違っているかもしれません。しかし、一つ確実に言えることがあります。

彼女は、「今を生きていない」ということです。

今を生きると全てはうまくいく

私たちは、過去の後悔や未来の心配に心を煩わせたり、あるいは、過去の思い出や未来の幻想に心奪われて、「今を生きる」ということをつい忘れてしまいがちです。

私たちは結局、「今」を生きることしかできません。

そして、過去や未来への執着を手放し、「今」を大切にすると、人生のあらゆる問題はグラスの中の氷のように自然に消えてしまうんです。

今できることをできるだけ

物が捨てられない彼女も、今、本当に大切にすべきもの。つまり、ご主人と子供たちの気持ち、そして自分自身の本心と向き合っていくことで、問題が解決していくのでしょう。

私は常々、「今できることをできるだけ」ということを大切にしています。どんなに頑張っても、結局、私たちは、過去や未来にタイムスリップができるわけではありません。今できることしかできないんです。

いつかやりたいことも、大切な思い出も、「今」を大切にしているからこそ手に入れられるもの。できないことを嘆いたり、過去の思い出に浸っていたら「今」というこの瞬間をうっかり疎かにしてしまいます。「今」に集中して心が満たされれば、結局、幸せになって全てがうまくいくんです。

私もそのことに気づくまでは、「いつか自分だって!」という幻想に逃げていました。今でも過去の失敗を悔やんだり、未来の妄想に逃げたくなることもあります。でも、やっぱり、「無理せず、今できることをやる」

そのことを改めて大切にしたいって思うんです。

あなたが今、本当に大切にすべきものはなんですか。

それを大切にしていますか。

関連記事

  1. 選択の力で未来を変える
PAGE TOP