こころの休憩室(心理コラム)

セルフイメージは変えられる

「許す」と「赦す」はどう違うか

親を許せない。

今でも恨んでいる。

 

そんな人はいますか?

 

私も以前は、親のことを
恨んでいました。

 

親のせいで自分の人生は
うまくいかないんだ。

 

親の育て方が良かったら
もっといい人生になっていたはずなのに……

 

そう思っていたんです。

 

今はそれが、全くの見当違いだとわかっていますが、
当時は、本気で親のせいだと思っていたんですね。

 

ゆるすという言葉には、
「許す」と「赦す」という
二つの意味があります。

 

「許す」は、

「許可」というように
それを行うことを許します

という意味です。

 

「赦す」は、

「恩赦」という言葉で使われるように、
罪や過ちを犯した人を非難せずに許す

という意味です。

 

おじいちゃん、おばあちゃんが
孫が何をしても、笑ってゆるしてしまうのと同じで
「赦し」は無条件の愛そのものなんですね。

 

親の「行い」は許さなくてもいいんです。

 

体罰や言葉の暴力を、
許す必要はありません。

 

それを許したら、自分も同じ過ちを
繰り返してしまいます。

 

でも、行いは許せなくても
人を「赦す」ことはできるんですね。

 

私は自分が子供を授かってから
親の気持ちをよく考えるようになりました。

 

仕事や家事をしながら子育てすることが
いかに大変なことだったのか、
同じ立場になって少し分かった気がします。

 

「赦し」には、想像力と洞察力が必要です。

 

そして、経験も必要です。

 

あのときの親はどんな気持ちだったのか。

どういう気持ちであんなことをしたのか。

どんな境遇で育ってきたのか。

どんなことで傷ついてきたのか。

何を自分に禁止してきたのか。

 

それが理解できると、

「そりゃ、しょうがないよなあ」

と思えるようになります。

 

そして、親を理解することは、
自分自身を深く理解した経験が
もとになっています。

 

自分と向き合い、
自分を癒やすことで、
自分への理解がどんどん深まります。

 

そして、自分を深く理解するほど、
自分をより深く「赦す」ことができ、
人も「赦す」ことができます。

 

だから、親を赦すよりも先に、
まずは自分を理解すること、
赦すことをしましょう。

 

今日も応援していますね。

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